日本の民間警備会社の方に話を聞いたのですが、日本では民間の警護で車の運転まで担当する会社は少ないそうです。
契約等で簡単ではないと思いますが、警護のプロなら運転をしないとしても、警護対象者(以下、Vという)が乗る車は事前にチェックしたいです。
前所属のニューヨークの国連本部には、専門の整備士がいて、警護車両に異常がないか常にチェックしています。その後はK9ユニットの爆発物探知犬が爆発物などが仕掛けられていないかをチェックをしています。十分なチェックが既に行われていますが、それでも、ドライバー(警護人)は、必ず任務の朝にもう一度自分の目で異常がないか確認します。車のチェックは、ドライバーに担当を割り当てられた警護人のモーニングルーティンの1つです。
警護車両のチェックは、朝だけでなく、一瞬でも警護人が車両から離れることがあった際には乗り込む前に必ず再度チェックします。基本的には、警護車両にはかならず警護チームの誰かが残り、いたずらなどをされないように目を光らせています。
車のチェックなのですが、整備士レベルに専門的な知識を持っている警護人は、そう多くないと思います。では、専門的な知識を持たない警護人は、どのように車をチェックしたら良いのでしょうか?
一番簡単な方法は、異常がない状態を写真に撮り、比べることでしょう。毎日チェックしていれば、嫌でも車の正常な状態を覚えます。
車のチェックは、爆弾やGPSが仕掛けられていないかチェックするだけではなく、機能面のチェックも怠ってはいけません。Vを乗せているときに、整備不良が原因で車が止まってしまったらイメージ的によくありません。
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