海外の資格③ 筆跡学入門

コロラドのボディガードスクールExecutive Security International (ESI)で、Barry Wilson氏と出会ったことで、「筆跡学」に興味を持ちました。そして彼がプログラムのインストラクターを務めるフロリダのS2 Safety and Intelligence Instituteで入門コースである「Introduction to Handwriting Analysis」をオンラインで受講しました。

ボディガードと筆跡学が結びつかない人も多いかと思います。私もESIでWilson氏の話を聞くまでそうでした。Wilson氏が創設した警備会社Anlance Protectionでは、セレブリティの警護を引き受けることも多く、妬みやひがみの対象となりやすいセレブリティには、脅迫状などが多く送られてくると話されていました。もちろん少しでも危険が伴う脅迫状であれば、すぐに警察に相談をして専門家に分析をしてもらう必要があります。しかし、ボディガードにも筆跡学の知識があれば、送り主を見つけるのは警察や専門家に任せて、脅迫状の送り主の性格や傾向を分析することで、最適な警護プランをたてることが可能になります。

スマホの普及により、現代では手書きの脅迫状を送る人の数は減っているはずです。しかし、一流のボディガードはどんな状況にでも落ち着いて対応できるよう、常に見聞を広めるべきです。S2 Safety and Intelligence Instituteの筆跡学入門コースは、1時間ほどで基本を学ぶことが出来るうえに値段も$59(約6000円)と比較的安価なのでオススメです。私は、この他のコースを取ったことはありませんが、S2 Safety and Intelligence Instituteでは、他にも比較的お手頃の価格で受けられるオンラインコースがそろっています。

英語の筆跡学を学ぶ前に日本語の筆跡学を学びたいという方もいるかと思います。そこで調べてみましたところ日本では、日本筆跡心理学協会日本筆跡診断士協会という2つの民間協会で筆跡学を学ぶことが出来るようです。

日本や北米では、まだ学問として確立しておりませんが、ヨーロッパでは既に学問と確立されており大学などで学ぶことも可能なようです。筆跡学に興味を持ち、極めて見たいと思った方は、「Graphology」で調べてみてください。


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