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2020年12月

  • 2020年12月31日

新人ボディガードの12月31日

これまで何度もボディガード、特に新人ボディガードにとってプライベートを確保することは大変難しいと書いてきました。クライアントのスケジュールで動くボディガードにとっては祝日も関係ありません。12月31日も例外ではありません。 私自身も念願叶って国連の警護班に配属になってから3年目までの毎年12月31日 […]

  • 2020年12月30日

ヒックの法則(ボディガードの装備に対する考え方)

「ヒックの法則」は、1951年に実験心理学やエルゴノミクスの先駆者として有名なイギリスの心理学者ウィリアム E. ヒック博士によって提唱された法則で、のちにアメリカの心理学者レイ・ハイマン博士によって更に発展、「ヒック・ハイマンの法則」とも呼ばれています。 この法則で、ヒック博士とハイマン博士は「人 […]

  • 2020年12月29日

トラウマ・センターって何?

日本で「トラウマ」と聞くと精神的外傷のことを思い浮かべる人が多いと思います。確かにトラウマには、そういう意味もあります。戦争に行った兵士が戦場から帰ってきても、心の傷を回復できないでいるPTSD(Post Traumatic Stress Disorder)は日本でも認知されています。 しかし、「ト […]

  • 2020年12月27日

ルート・サーベイ 補足

本隊の車が到着する際に縁石の下に降りて待つ新人警護官がときどきいますが、これは良くありません。車などの機械には思わぬ故障が起きることがあります。アドバンスは、車の導線上には立たず、縁石などがあれば縁石の上に立つべきです。これはお互いの安全のためです。人の安全を護るには、まず己の安全を護れないようでは […]

  • 2020年12月26日

ルート・サーベイ Part 2

アドバンスは、実際に選んだ3つのルート(プライマリー、セカンダリー、エマージェンシー)を走ってみます。実際に走る際に注意する点は、「チョーク・ポイント」と「チェック・ポイント」となりえる場所です。 チョーク・ポイント(Choke Point)は、前回書いたように襲撃されやすい場所のことです。チョーク […]

  • 2020年12月25日

ルート・サーベイ Part 1

アドバンス(先着警護・先遣隊)の任務の1つにルート・サーベイ(Route Survey)と呼ばれるものがあります。英語が分かる方は、もうすでに何のことか察していると思います。ルート・サーベイとは、経路調査のことです。クライアントがAからBに移動する予定があれば、アドバンスはAからBに行く経路を最低で […]

  • 2020年12月23日

国連警備隊の拳銃事情

ニューヨークの国連警備隊では、配属部署に関係なく全員が業務時は拳銃(グロック19)を携帯します。国連本部はニューヨークにありますが、国連の敷地は大使館などと同じで治外法権となっているため、独自のルールのもと拳銃を携帯することも出来ます。私が国連で働き始めるはるか以前の話ではありますが、当時は国連独自 […]

  • 2020年12月22日

国連警備隊の新人任務

これまで書いてきたブログ記事を読んでくださった方の中には、ニューヨークの国連本部で警護をすることに興味を持ってくれた方もいるかもしれません。ただ一つ勘違いをしてほしくないことがあります。それは、国連本部警備隊に入職してすぐには警護チームに配属されることはないということです。 たとえ日本でSPの経験が […]

  • 2020年12月21日

国際ボディガードの特権

以前、ボディガードの仕事は、映画やドラマの中で描かれるような派手で格好良い仕事ばかりではないと書きました。しかし、ボディガードにも、いくつか特権があります。その一つは、普通に暮らしていたら絶対に出会えないような人と出会えたり、普通は入れない場所に入れたりすることです。 私も政界であれば、歴代アメリカ […]

  • 2020年12月20日

ボディガードが見つけた便利グッズ

ボディガードは、日々仕事で使えそうな便利なグッズを探していますが、そうした便利グッズは、日常生活でも役立つものが多いんです。今日は、アメリカでボディガードをしていた際に見つけた便利グッズの1つを紹介したいと思います。 一見、モバイルバッテリーにしか見えませんが、アダプター(専用の小型ジャンパーケーブ […]