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国連

  • 2021年10月11日

ボディガードと自然災害

2011年、著者は当時の国連事務総長・潘基文氏の警護チームの一員としてコロンビアのカルタヘナで先着警護を担当しました。カルタヘナの滞在終了後は、そのままチームに帯同し、コロンビアの首都ボゴタに移動、そしてそこから空路でアルゼンチンの首都ブエノスアイレスへ移動する予定でした。しかし、不運にも隣国チリに […]

  • 2021年9月22日

NYCの警護事情

眞子様と小室氏の結婚報道で、まだお二人がニューヨークシティで新婚生活を送ることが確定したわけでもないのにメディアではNYCの警備や警護が度々話題に上がるようになりました。アメリカで多少生活をしたことがある人なら分かってもらえると思いますが、困ったことにアメリカは誰がどのように頼むか、そしてそれを誰が […]

  • 2021年9月21日

今、国連本部警備隊は日本人にとってチャンス!

セキュリティの関係で、ニューヨークの国連本部警備隊の隊員数を書く事は出来ませんが、日本人隊員は著者が離職したことで0になりました。著者が2006年に入職した際には、自衛隊出身の日本人の先輩が1名、そして日本人の父とコロンビア人の母の間に産まれ日本にルーツを持つ先輩が1名いました。元自衛隊の先輩は、定 […]

  • 2021年9月20日

警護視点からの国連総会

国連(United Nations)という名前は聞いたことがあっても、日本帰国後色々な方と話をすることで、本部がどこにあり、どんなことをしている団体で、組織の長が誰かを知らない人が意外にも多いことに気がつきました。乱暴な言い方になってしまいますが、国連は基本的に弱者の救済機関です。すなわち、今でこそ […]

  • 2021年8月15日

空港でのBaggage Officer(s)

出張等の移動で飛行機を使う際には、(特に大所帯の場合には)CPチームからBaggage Officer(s)を選出することで空港での滞在時間を減少させることが可能です。これまで何度も書いていますが、リスクを減らすのにはエクスポージャータイムを減らすことが有効です。Baggage Officer(S) […]

  • 2021年7月10日

ボディガードの繁忙期とCOVID-19

ボディガードの繁忙期と閑散期は、意外と気候による影響を受けやすいものです。民間警備会社は、政府要人等の警護を担当する警視庁の警護官とは違い、クライアントとはプロジェクト/ミッション毎の契約や、短期間の契約な場合が多く、特に日本国内で民間警備会社が警護の年契約を結んでいるといった話は聞いたことがありま […]

  • 2021年6月19日

百聞は一見に如かず

あまりにも有名なことわざなので、知らない人はいないと思いますが「百聞は一見に如かず」は、人の口から100回聞いても、自分の目で1回見るには及ばないとう意味のことわざです。数多くあることわざの中でも、警護や警備をしていてこれ以上に「まさに!」と実感できることわざはないかと思います。 アリスター・スミス […]

  • 2021年5月7日

公式カメラマン

政治家は、支持を得るために自身の活動を世間に認知させる必要があります。そのため、公式カメラマンを行く先々に同行させている政治家は少なくありません。ボディガードの任務は、クライアントの身の安全を護るのと同時に、クライアントのイメージも守る必要があります。本当に危険な地域や場面では、カメラマンのことまで […]

  • 2021年5月1日

Suicidal Prevention

2015年9月に国連で開かれたサミットの中で決められた「SDGs(Sustainable Development Goals)」という言葉は、最近日本でもテレビなどで頻繁に耳にするようになりました。SDGsには2030年までに達成すべき17の目標があり、その一つ「3. すべての人に健康と福祉を」とい […]

  • 2021年4月30日

Gracie Survival Tactics

国連本部で警護官をしていたと話すと、高確率で国連本部ではどんな格闘術や護身術を学んだかを聞かれます。国連本部警備部(United Nation Department of Safety and Security)所属で警備・警護の任務にあたる者は、Tony Blauer氏が考案したS.P.E.A.R […]