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ボディガード

  • 2020年12月30日

ヒックの法則(ボディガードの装備に対する考え方)

「ヒックの法則」は、1951年に実験心理学やエルゴノミクスの先駆者として有名なイギリスの心理学者ウィリアム E. ヒック博士によって提唱された法則で、のちにアメリカの心理学者レイ・ハイマン博士によって更に発展、「ヒック・ハイマンの法則」とも呼ばれています。 この法則で、ヒック博士とハイマン博士は「人 […]

  • 2020年12月27日

ルート・サーベイ 補足

本隊の車が到着する際に縁石の下に降りて待つ新人警護官がときどきいますが、これは良くありません。車などの機械には思わぬ故障が起きることがあります。アドバンスは、車の導線上には立たず、縁石などがあれば縁石の上に立つべきです。これはお互いの安全のためです。人の安全を護るには、まず己の安全を護れないようでは […]

  • 2020年12月26日

ルート・サーベイ Part 2

アドバンスは、実際に選んだ3つのルート(プライマリー、セカンダリー、エマージェンシー)を走ってみます。実際に走る際に注意する点は、「チョーク・ポイント」と「チェック・ポイント」となりえる場所です。 チョーク・ポイント(Choke Point)は、前回書いたように襲撃されやすい場所のことです。チョーク […]

  • 2020年12月25日

ルート・サーベイ Part 1

アドバンス(先着警護・先遣隊)の任務の1つにルート・サーベイ(Route Survey)と呼ばれるものがあります。英語が分かる方は、もうすでに何のことか察していると思います。ルート・サーベイとは、経路調査のことです。クライアントがAからBに移動する予定があれば、アドバンスはAからBに行く経路を最低で […]

  • 2020年12月21日

国際ボディガードの特権

以前、ボディガードの仕事は、映画やドラマの中で描かれるような派手で格好良い仕事ばかりではないと書きました。しかし、ボディガードにも、いくつか特権があります。その一つは、普通に暮らしていたら絶対に出会えないような人と出会えたり、普通は入れない場所に入れたりすることです。 私も政界であれば、歴代アメリカ […]

  • 2020年12月18日

ボディガードのフラッシュライト

海外で携帯していた装備品のうち日本で銃刀法にも軽犯罪法にもひっかからない数少ないものがフラッシュライトです。 Twitterを覗くと、フラッシュライトに詳しい方が日本には本当に多くて驚かされます。ストロボ機能を利用し相手の目をくらまし、その間に制圧したり、逃げたりと防犯/護身グッズとして携帯する方も […]

  • 2020年12月12日

ボディガードのマインドセット

警備員指導教育責任者講習教本で紹介されている技術について、ボディガードは自らの行動範囲を狭めるようなポジション取りをするべきではないと書きました。 ドアとドアの間に立つというポジショニングは、行動範囲を制限するだけでなく、視野の制限にもなるリスクがあります。そして、何よりもクライアントをコントロール […]

  • 2020年12月6日

海外の資格② US Recovery Bureau

本日紹介するUS Recovery Bureauは、ニュージャージー州(アメリカ)にあったBail Agent(バウンティハンター)育成スクールです。 Bail Agentは、日本ではなじみのない仕事なので、どんな仕事なのか分からない人も多いと思います。アメリカでは、保釈金を肩代わりしてくれるBai […]

  • 2020年12月5日

先着警護の任務

Patrick McNamara氏が著書「SENTINEL – Become the Agent in Charge of Your Own Protection Detail-」の中でアドバンス(先着警護、先遣隊)について、とても分かりやすくリスト化にしていたので、そのリストにそって紹介したいと思 […]

  • 2020年12月4日

先着警護の重要性

本日のトピックは英語だと「アドバンス」、日本語でなれ「先着警護」とか「先遣」と呼ばれている任務についてです。 ソロワーク(エスコート)の場合には、アドバンスエージェントは当然ながらいません。それでも可能であれば、前日や当日の朝、仕事が始まる前に一度その日訪れる場所の下見をしておくべきです。実際、私が […]