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ボディガード

  • 2021年6月22日

リスク・トランスファー

テレビで、ヒッチハイカーに対して社用車にも関わらず止まって乗せてあげている人をときどき見かけます。 日本では、ヒッチハイクの行為自体は金銭が絡まなければ合法です(道路運送法第4条)。しかし、海外ではヒッチハイクが法律で禁止されている国や地域があります。国連本部があるニューヨーク州や私が10年以上住ん […]

  • 2021年6月19日

百聞は一見に如かず

あまりにも有名なことわざなので、知らない人はいないと思いますが「百聞は一見に如かず」は、人の口から100回聞いても、自分の目で1回見るには及ばないとう意味のことわざです。数多くあることわざの中でも、警護や警備をしていてこれ以上に「まさに!」と実感できることわざはないかと思います。 アリスター・スミス […]

  • 2021年6月16日

ボディガード・最適な体重の見つけ方

「敏捷性」と同時に重戦車のようにドシリと構え、簡単には倒れない、押し込まれない肉体がボディガードには求められます。それには、「ボディガードにおける物理の法則」で書いたとおり、自身のフレームにあった絶妙な体重を見つけることが重要です。同じ身長だからといって、最適な体重が一緒だとは限りません。 そこでボ […]

  • 2021年6月15日

ボディガードにおける物理の法則

厚生労働省による国民健康・栄養調査は、国民の栄養状況や栄養素などの摂取量を把握するために毎年実施されている全国規模の調査です。その令和元年の報告書によると、日本人の平均体重は男性が62.7キロ、女性が50.8キロとなっています。それに対してアメリカの平均体重は、National Center for […]

  • 2021年6月12日

障害物レース

日本でもおなじみ(?)のスパルタンレースを始め、Tough Mudder, GORUCK, Warrior Dashなど様々な種類の障害物レースが世界中で開催されています。 どのレースも、コースの作成費や団体の維持費などの為、参加者には参加費として1万~2万円程度の支払いが求められます。それだけの金 […]

  • 2021年6月10日

ボディガードの話術② ~タクティカル8からのタクティカル5~

今でも警察官の過剰対応が問題視されることはありますが、今から20年前の1991年当時も、ロサンゼルス暴動のきっかけとなったロドニー・キング事件が起きるなど、全米で警察官による過剰対応が問題視されていました。そこで、警察は、過剰対応により失墜した信用を回復するため、The Use of Force C […]

  • 2021年6月9日

ボディガードの話術① ~the Use of Force Continuum~

私も利用しているTwitterで、他人に対して否定的、もしくは攻撃的な方をときどき見かけます。そういったはコメントは、不要な争いごとの火種となり、精神的にも体力的にも消耗するだけで何も得られません。Twitterであれば、納得がいかない発言や同意できない発言でも無視をすれば大抵のことは済んでしまいま […]

  • 2021年6月6日

ON and OFF

近年、中国海軍の急速な進歩と拡大により、海上自衛隊の隊員たちは、国防の為に日々緊張感を持ち任務にあたっていることだと思います。しかし、以前にも書いた通り、人間の集中力は90分が限度だと言われています。いくら日々辛い訓練に耐えている自衛隊員であっても1日中集中していることは不可能です。緊急時に最大の力 […]

  • 2021年6月4日

「左足ブレーキ」と「送りハンドル」

嘘のような話ですが著名人や政治家の警護任務に就くと、自分まで偉くなったと勘違いをしてしまうボディガードが時々います。このような勘違いをしてしまうボディガードに総じて言えることは、法を知っての上なのか、それとも自分には関係ないと思っているのかは分かりませんが、業務上、法に触れる行為を行うこともやむを得 […]

  • 2021年6月1日

交通事故対応

どんなに気をつけていても、交通事故に巻き込まれてしまうことはあります。警護車両の事故といえば、2013年に安倍総理の車列が5台の玉突き事故を起こしています。日本に限らず、海外のボディガードの教本を見ても、事故や襲撃を避けるテクニック等は紹介していても、実際に事故に巻き込まれてしまった際の対応について […]